最近、早期リタイアの相談を担当しているメンバー間で、「早期リタイアを目指す必要性が高まっている」という話が良く出ます。

そのような意見が出るのには、いくつかの理由があるのですが、例えば、相談者の方について分析してみると、「(放っておくと)いつまでたっても、引退できない」という分析結果が出る方が増えているのです。

以前は、定年まで会社員として勤務を続ければ、その後、特に問題のない余生(老後)を送る事が出来るのが「普通」と考えられてきました。

ですから、早期リタイアの相談の現場でも、「その人の定年よりも、どれくらい早い時期にリタイアできるように計画するか」といった観点で相談対応が行われてきました。

しかし、昨今は、相談者の方の情報を分析してみると、そもそも、「定年になっても、引退できない」という方が増えています。

そのような方の場合、早期リタイアの「早期」とは、「定年よりも早い時期」を意味しません。そのような方にとっての「早期リタイア」とは、「(定年よりもかなり先の)自然に引退できる時期よりも前に引退する」という意味になります。

深く考えず、一昔前の定年退職者をみながら、「自分も、あのように引退できるのだろう」と思ってしまっている貴方。

ちょっと甘いかもしれません。

自分将来について甘く考えていると、将来、「いつまで経っても引退できない」という事になってしまうかもしれません。

今、現役世代の方は、一度、しっかりと分析をしてもらう事をお勧めします(もちろん、当センターでも分析は可能です)。

なお、「なぜ、早期リタイアを目指すべきなのか」というテーマについては、当センターのホームページに解説記事がございます。ぜひ、お読み下さい:解説記事「早期リタイアを目指すべき理由」