早期リタイア相談センターの相談員によるブログ

月: 2022年11月

40代の相談者からの早期リタイアに関する相談例

40代の相談者からの早期リタイアに関する相談例をご紹介します。

40代で団体の管理職。

仕事は「無難にこなす」という事を求められているので、面白みは感じていない。

書店でFIREを扱った本を見つけ、できるものならFIREを目指したい、との事。

※FIREと早期リタイアは、同じ意味と考えて頂いて結構です。

早速、実現性について分析させて頂くと、「早期リタイアを実現させる難易度は低い」という分析結果が出ました。

実は、この方の毎月の収支状態は酷いものでした。

この為、この分析結果には、ご本人が一番驚かれていました。

しかし、分析結果が間違っていた訳ではありません。

収支をしっかりと分析させて頂くと、見直す余地が非常に大きい事が解ったのです。

このあたりは、担当していたFPの面目躍如といったところでしょうか。

準備プランの立案もすぐ終わり、50代で早期リタイアする予定のプランとなりました。

ただ、この方、「リタイア後にやりたい事」が全く見つかっていない方でした。

この為、実際の相談では、「リタイア後の生きがいをどうするか?」という、リタイア後の過ごし方についての相談が長く続きました。

結局、リタイア後に一定の趣味費用を確保できるようにプランニングした上で、準備期間中に「生きがいを見つける為の様々な活動をしていく」という事になり、その為の支援も行い、相談は終了となりました。

早期リタイアの準備を始める事が、老後の「生きがい」について考えるきっかけとなる方も多くいらっしゃいます。

今、ご自身のリタイア後の生活についてピンと来ていない方は、それを見つける為にも、早期リタイアについて検討されてみてはいかがでしょうか。

30代の相談者からの早期リタイアに関する相談例

30代の相談者からの早期リタイアに関する相談例をご紹介します。

20代で社会人生活を始めた方が30代にもなると、勤務先の内部事情も良く解ってきます。

自分の将来についても、うっすらと見え始めてくる事でしょう。

その時に、「自分は仕事にのめり込み、組織の中で上を目指す」と自然に思える方は良いのですが、そう思えない方の多くは、「仕事以外の何か」に生きがいを見つけていく事になります

今回ご紹介する相談者の方も、そのような事情をお持ちの方です。

22歳で就職、現在、30代前半。

会社員として無難に過ごされていますが、それほど仕事に熱中できている訳でもない。

会社の中にいる50代、60代を見ていても、あまり魅力的に感じられず、その年代になるまで仕事を続けたくない、という事で相談に来られました。

お聞きすると、その方は、「旅行をして、様々な国の人とふれあうのが好き」という価値観をお持ちでした。実際、学生時代には旅行三昧の日々を過ごされていました。

しかし、今の会社に入ってからは旅行もほとんどいけない日々が続いていました。

ただ、今の会社は安定しており、良い部分もある為、今さら辞めたいとも思えない、という事から、早期リタイアを目指す事にされた、という経緯でした。

この方が素晴らしかったのは、早い時期に相談に来られた事です。年齢的にも早いですし、ご自身で具体的な準備を始める前に相談に来られた為、準備プランの立案が容易でした。

早ければ40代のうちに早期リタイアを実現できる準備プランを立案させて頂き、具体的な準備を開始される事となりました。

早期リタイアを目指す方の多くに共通する点ですが、早期リタイアの準備が決まると、顔色が良くなる方が多いように思います。やはり、明るい将来が見えると、毎日の光景も変わって見えるのでしょうか。

今の社会人人生に満足されていない方は、ぜひ、早期リタイアという選択肢も検討してみて下さい。


※通常、早期リタイアの準備は早めに始めた方が良い結果が出ます。専門家による支援を受ける場合でも、少しでも早く相談される事をお勧めします(ご自身で様々な準備を始めた後だと、実現の難易度が上がる事があります)。

※組織の中で「上に行く事」を目指し、仕事に熱中している方の中にも、実は、早期リタイアの準備を始めた方が良い方は多くいらっしゃいます。そのような方の事例については、また、違う機会にご紹介します。