40代の相談者からの早期リタイアに関する相談例をご紹介します。
40代で団体の管理職。
仕事は「無難にこなす」という事を求められているので、面白みは感じていない。
書店でFIREを扱った本を見つけ、できるものならFIREを目指したい、との事。
※FIREと早期リタイアは、同じ意味と考えて頂いて結構です。
早速、実現性について分析させて頂くと、「早期リタイアを実現させる難易度は低い」という分析結果が出ました。
実は、この方の毎月の収支状態は酷いものでした。
この為、この分析結果には、ご本人が一番驚かれていました。
しかし、分析結果が間違っていた訳ではありません。
収支をしっかりと分析させて頂くと、見直す余地が非常に大きい事が解ったのです。
このあたりは、担当していたFPの面目躍如といったところでしょうか。
準備プランの立案もすぐ終わり、50代で早期リタイアする予定のプランとなりました。
ただ、この方、「リタイア後にやりたい事」が全く見つかっていない方でした。
この為、実際の相談では、「リタイア後の生きがいをどうするか?」という、リタイア後の過ごし方についての相談が長く続きました。
結局、リタイア後に一定の趣味費用を確保できるようにプランニングした上で、準備期間中に「生きがいを見つける為の様々な活動をしていく」という事になり、その為の支援も行い、相談は終了となりました。
早期リタイアの準備を始める事が、老後の「生きがい」について考えるきっかけとなる方も多くいらっしゃいます。
今、ご自身のリタイア後の生活についてピンと来ていない方は、それを見つける為にも、早期リタイアについて検討されてみてはいかがでしょうか。